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​第27回学級経営実践セミナー(新潟)
「学級経営の実践と研究をつなぐ」
​実施報告

1 開催趣旨

 学校で私たちが日常的に取り組んでいるものは、学級や児童生徒にどのように効果をもたらしているのか?またそうした効果はどうやると見えてくるのか?日本学級経営学会発足の地、新潟県で、学級経営の実践と研究、双方の視点を交流しながら「学級経営」の実像を捉えることを試みた。

 日時
  2024年9月28日(土) 13:20~16:30(受付 13:00)

3 会場

長岡市「社会福祉センタートモシア」3階 多目的ホール

4 参加者数 48名+実践発表2名,学会理事3名

5 プログラム

13:20 オープニング(趣旨とプログラムの説明)

13:25 基調提案

上條 正太郎「学級経営の実践と研究をどうつなげるか」

長岡市立四郎丸小学校 教諭

13:40 実践発表①

村越 千紋「人間関係づくりを大切にした学級経営」

新潟大学附属新潟小学校 教諭

13:55 鼎談①

村越 千紋×岡田 順子(長岡市立栃尾南小学校)×赤坂 真二(上越教育大学)

14:15 実践発表②

甫仮 直樹「子どもと共に在る,子どもと共につくる」

上越教育大学附属小学校 教諭

14:30 鼎談②

甫仮 直樹×前田 考司(十日町市立千手小学校)×阿部 隆幸(上越教育大学)

14:50 休憩

15:00 フロア協議「私たちの学級経営研究の可能性」

15:40 講演「日々の実践に生きる学級経営の研究」

大村 龍太郎(東京学芸大学)

16:25 クロージング

16:30 終了

6 当日の様子

 学級経営の実践と研究の関わりの視点として、事務局の上條より「学級経営実践研究モデル」について提示し、実践と研究の関係を参加者で共有しました。
 実践発表では、児童同士の話し合いによって児童が変容する取り組みと、学習材や人との関わりを通した児童の変容を見つめる教師の視点についての発表がありました。異なる視点からの学級や児童へのそれぞれのアプローチは、いずれも学級経営研究についての重要な着目点になることを鼎談の話題で確認しました。
 こうした実践と研究の関係性を捉え、後半は参加者4人組で普段の実践にある研究の素材を考える協議を行いました。参加者の実践を持ち寄り、それらの中から共同研究できそうなものを見つけたり方法を検討したりと、今日の発表を踏まえた意見交流の場となりました。
 大村先生の講演では、そもそも研究とは?という話題から、学級経営と研究について詳説いただきました。学級における実践研究について、「適用可能性」を大切に考えていくことは、私たち学校教員の駆け巡るような日々を意味付け勇気づける内容となっていました。
 

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